宮大工・西岡常一


■宮大工・西岡常一

木の癖組は 人組なり
人組は人の癖組なり

うまい大工の動きに無駄はない
見習うとはよ
く言ったもの
仕事は見て覚えるものだ

人に聞いたらじき忘れる
木と対話して仕事しなはれ

若者に告ぐ

方に授けられるべからず
一意専心
親方を乗り越す工風を
切磋琢磨すべし
これ匠の道の心髄なり

道具が落ちれ

大工の心も落ちる